丸刈りに体罰…行き過ぎ指導で退学に 元生徒が激白

2020年10月29日(木)18時20分
丸刈りに体罰…行き過ぎ指導で退学に 元生徒が激白
丸刈りを強制されたり体罰を受けたりしたと訴えています。高校の行き過ぎた指導で退学を余儀なくされたとして、17歳の元生徒が損害賠償を求める訴えを起こしました。
原告の元生徒:「授業に行った時に(教師から)『提出物を出せ』って言われて聞いてないから出さなかったですよ。出さなかったら(教師に)隣にある部屋に急に呼ばれて胸を何発か殴られました」
そう話すのは、広島県の呉港高校に通っていた元生徒です。29日、行き過ぎた指導によって退学を余儀なくされたとして高校を運営する学校法人などに損害賠償を求める訴えを起こしました。
訴状によりますと、去年5月、高校1年生だった元生徒がタバコを吸っていたとして丸刈りにすることを強制されました。さらに、約20日間にわたって別室での自習。そして、反省文を大声で読み上げさせられるなどの指導を受けました。反省文の内容が気に入らないと教師は…。
教師:「内容が幼稚園や小学生レベル。もうお前はこの学校にいらん」
去年7月にはノートの提出を忘れたことを理由に教師から胸を4回殴られる体罰を受けました。元生徒側は体罰や裁量の範囲を超えた指導は不法行為だとして、高校を運営する学校法人などに約180万円の損害賠償を求めています。
これに対し、学校側は…。
呉港高校・加賀英雄教頭:「残念ながら体罰という事実はありました。全教員が指導の共有をして二度とないように取り組んでおります」
学校側は「真摯に対応していきたい」としています。
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