資格試験 教員ミスで受験不可

2020年10月20日(火)19時03分
資格試験 教員ミスで受験不可
大崎市の古川工業高校で、資格試験を受けるための申請を担当教員が期限内に行わなかったため、生徒たちが受検できなくなっていたことがわかり、20日、学校が記者会見を開いて謝罪しました。
県庁で記者会見した県教育委員会と古川工業高校によりますと、建築科に所属する1年生40人全員と2年生の5人、あわせて
45人は、来月行われる民間の資格試験「レタリング技能検定」を受ける予定でした。
例年6月に行われるこの試験は、新型コロナウイルスの影響で来月に延期されていましたが、担当の男性教員は改めて受検案内が来ると思い込んでいたため、先月30日の期限内に願書を請求していなかったということです。
このため、生徒たちは、年に1度の試験を受けられなくなったということで、高校では、放課後に個別授業を行うなどして、再受検の支援をすることにしています。
記者会見した古川工業高校の佐藤誠校長は、「学校への信頼を損なってしまい、たいへん申し訳ない。試験のスケジュール表を作るなどして再発を防止したい」と謝罪しました。
ことし7月にも、栗原市の県立高校で、学校側のミスによって生徒たちが国家資格の試験を受けられない事例が起きていて、県教育委員会は、再発防止を徹底するよう学校に求める通知を送ることにしています。
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