教職員と女子生徒の私的なやりとり 厳格化へ

2020年10月14日(水) 19時46分
教職員に厳格ルール、私物スマホで児童生徒の撮影禁止・アドレス収集に許可制…千葉
千葉県教育委員会は14日、教職員が私物のスマートフォンなどを使い、児童生徒を撮影することを原則禁止にしたほか、SNSでのやり取りを厳格化するなど、不祥事防止策を発表した。
県教委は昨年度、SNSなどで許可なく児童生徒と私的なやりとりを行った教職員を戒告とするなど、懲戒処分の厳罰化を図った。その後、有識者会議で取り組みを検証していた。
今回の追加対策では、校務での撮影時には、学校保有のデジタルカメラなどを使用することにした。児童生徒のアドレスを収集する際には、管理職の許可と保護者の同意を必要とし、収集した場合は記録をつけることなどを改めて求めた。
県教委は同日、児童の着替えを自分のスマホで繰り返し盗撮した小学校の男性教員(25)(懲戒免職)や、自校の女子生徒と許可なくメールを交わし、わいせつな行為をした中学校の男性教員(34)(同)など、計8件の懲戒処分を公表した。
文部科学省の担当者は「自分のスマホでの撮影禁止の明文化は聞いたことがないが、必要に迫られての措置だろう」としている。
読売新聞の調査では、2019年度までの5年間に、教え子へのわいせつ行為などで懲戒処分された公立学校教員は496人で、被害を受けた子供は945人。そのうち、241人の教員はSNSで私的なやりとりを介して、教え子らにわいせつ行為などを行っていた。
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