教諭が中2男子に平手打ち 熊本、威嚇含め約35分間

2020年2月20日(木)20時51分
教諭が中2男子に平手打ち 熊本、威嚇含め約35分間
熊本市教育委員会は20日、市立中の男性教諭(57)が音楽の授業中、2年の男子生徒に対し、約35分間にわたり平手打ちなどの体罰を加えたり威嚇したりしたと発表した。板書をノートに書き写さないことに腹を立てたためで、生徒にけがはなかった。教諭は自宅謹慎しており、市教委は処分を検討中。
市教委によると、教諭は今月3日、廊下や別室に連れ出し頭を平手打ちし脚を蹴ったほか、正座させ「ふざけんなよ。俺がおまえに何かしたか」などと言った。教諭は別の中学でも体罰で2回処分を受けていた。
生徒は「先生に会いたくない」と欠席を続けていたが、教諭が自宅謹慎した後の12日に登校を再開した。

2020年03月28日(土)18時02分
中2男子の太もも蹴り、髪引っ張る…体罰で2度処分の教諭「無視され腹を立てた」
熊本市立中の男性教諭(56)が、中学2年の男子生徒の頭をたたくなどの体罰をしていた問題で、市教育委員会は27日、男性教諭を停職1か月の懲戒処分とした。
発表によると、教諭は2月3日、音楽の授業中に指示を聞かなかったとして、生徒の頭をたたき、すねを蹴るなど暴力をふるった。その後、隣の音楽準備室に連れ出し、「なんで俺に横着な態度をとったつや」などと言って、太ももを蹴り、髪を引っ張るなどの体罰を行ったという。
教諭はこれまでにも体罰で2度処分を受けており、市教委の聞き取りに「無視されたことに腹を立ててしまった」などと話している。
市教委の体罰による懲戒処分は今年度5件目。相次ぐ体罰を受け、市教委は懲戒処分の指針を改正し、「体罰が常習的または特に悪質な場合、免職または停職とする」などと明記した。4月1日に施行する。
また、市教委は問題が明らかになった2月、男性教諭の年齢を57歳と発表していたが、56歳に訂正した。
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