中学教頭ら3人「免職」 福島県教委、飲酒運転やセクハラなど

2019年12月07日(土)08時45分
中学教頭ら3人「免職」 福島県教委、飲酒運転やセクハラなど
県教委は6日、飲酒運転やセクハラ行為などをしたとして、昭和中の教頭(48)ら3人を免職とし、速度超過の違反に伴う減給を含め計4人を同日付で懲戒処分にした。同じ日に3人が免職となるのは初めて。
県教委によると、平野教頭は10月1日夜に昭和村の住民方で飲酒後、約350メートル離れた自宅アパートに徒歩で帰宅しようとしたが、部屋の鍵を住民方に止めた車内に忘れ、戻ってそのまま車を運転した。9月27日には旅館で開かれた懇親会で参加者の女性の肩を抱いたり、キスをするなどのセクハラ行為をしたという。
また、県青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕、送検された梁川中の講師(29)と酒酔い運転の疑いで逮捕された橘高の教諭(58)も免職となった。
29歳講師は1月中旬ごろ18歳未満と知りながら少女にみだらな行為をした疑いで11月に逮捕された。講師の任用期間は4月から1年間で、1月は処分対象にならないが、4~6月にかけて別の18歳未満の少女に対しても車内で手を握るなどの行為をしていたことが発覚。県教委はこれらの悪質性を考慮した。
58歳教諭は11月3日午前0時5分ごろ、福島市の市道で酒に酔って乗用車を運転、民家の外壁などに衝突する事故を起こした。
このほか、県中地区の中学校に勤務する男性教頭(53)は速度超過で減給3カ月。出張先から車で学校に戻る際、郡山市の市道を44キロ速度超過の94キロで走行し、警察官に摘発された。
県教委の本年度の懲戒処分は14件で、うち免職が6件となった。
県教委は9日、公立校服務倫理推進員の研修会を開き、県内全ての公立小、中学校、高校、特別支援学校に再発防止を呼び掛ける。
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