教職員不祥事通報114件 児童生徒からの情報増 静岡県教委

2019年10月29日(火)08時09分
教職員不祥事通報114件 児童生徒からの情報増 静岡県教委
静岡県教委は、28日の県議会決算特別委員会文教警察分科会で、教職員による児童生徒への不祥事を通報する窓口に2018年度、114件の通報があったことを明らかにした。通報に基づく懲戒処分はなかったが、件数は増加傾向にある。
県教委によると、保護者や地域住民から情報を寄せてもらうことを想定した外部通報窓口に103件、教職員からの内部通報窓口に11件あった。最も多かったのは暴言など不適切な指導40件。体罰をしているとの情報も4件あった。
通報件数は過去5年で14年度109件、15年度127件、16年度99件、17年度104件と推移。17年度までの4年間で通報に基づき、懲戒処分を行ったケースが3件あった。近年は児童生徒からの通報が増えているのが特徴。18年度は19件で、過去5年で最も多かった。
県教委が18年度に行った教職員の懲戒処分は23件。担当者は「通報の多さは積極的な情報を呼び掛けている結果だと捉えている。根絶に向け、あらゆる対策を講じる」としている。
- 関連記事
-
- スカート内盗撮で懲戒免職
- 教師が児童や保護者とSNS 原則禁止へ
- 教職員不祥事通報114件 児童生徒からの情報増 静岡県教委
- 男子トイレ盗撮
- 生徒の個人情報紛失
スポンサーサイト