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「なんでできんがな」「あほか」教師、何度も暴言

読売
2019年5月24日(金)15時05分

「なんでできんがな」「あほか」教師、何度も暴言

 高知県内の公立小中高校と特別支援学校で2017年11月から1年間に、教諭が児童生徒に対し、体罰など不適切な行為をしたと認定された事案が84件に上ることが、県教委の実態調査でわかった。県教委は行きすぎた行為をした教諭3人を減給や戒告の懲戒処分とし、15人の教諭を文書注意などにした。

 県内では教諭が体罰で懲戒処分を受けるなど不祥事が絶えず、体罰根絶に向けた取り組みを強化するため昨年11月、17年11月~18年10月を対象期間として児童・生徒計5万9581人にアンケートを実施し、5万7688人から回答(回収率96・8%)を得た。

 結果によると、不適切な行為と認定した84件のうち、たたく、蹴るなどの「有形力の行使」が35件、教諭の暴言による「尊厳を損なう行為」が49件あった。有形力の行使は小学校が21件と最も多く、尊厳を損なう行為では中学校が38件と目立った。

 有形力の行使では、たたく、蹴るのほか、生徒指導中に正座をさせたり、給食の時間に入っても課題を続けさせたりする事案があった。一方、尊厳を損なう行為では、部活の指導で「へたくそ」「なんでできんがな」などと厳しく叱責しっせきを繰り返したり、授業中に「あほか」など何度も暴言を吐いたりするケースがあったという。

 懲戒処分などを受けた教諭に聞き取り調査したところ、大半が「指導の一環だった」と回答し、「保護者や子どもたちの信頼を裏切り申し訳ありませんでした」と反省しているという。

 県教委は「体罰や暴言は子どもたちの心に傷を負わす悪質な行為であり、調査結果を重く受け止め、それぞれの教員に対し厳正に対処していく」とし、再発防止策として「市町村教委や校長会と連携を図りながら、各学校での綱紀粛正を徹底させていく」としている。


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