中学校教頭が体罰で懲戒処分

2019年05月17日(金) 17時23分
中学校教頭が体罰で懲戒処分
県教育委員会は今日、白浜町の町立中学校の男性教頭が、授業中に生徒に体罰を行ったとして、懲戒処分にしました。
県教育委員会学校人事課の説明によりますと、懲戒処分を受けたのは白浜町の町立中学校の59歳の男性教頭で、今日付けで、減給10分の1、1ヶ月となりました。
男性教頭は先月26日、理科の授業の際、生徒全員が協力して実験用具を片づけるよう指示しましたが、男子生徒の一人が座ったまま片づけをしていたため指示に従っていないと思い、男子生徒の椅子を蹴り、胸ぐらを掴み大声で叱責し、手の甲で腹部を叩いたという事です。
教頭はその日の夕方、生徒の保護者に「胸ぐらを掴んで指導した」と電話で連絡しましたが、保護者は生徒から聞いた話と教頭の説明に「食い違いがある」として校長に抗議の連絡をしました。
校長は、教頭から事情を聞き、生徒の自宅を訪問して謝罪しましたが、生徒と保護者は現在も、教頭の謝罪を受け入れていないと言うことです。
県教育委員会学校人事課の深野泰宏課長は「不祥事撲滅の取り組みを徹底するよう、厳しく指導すると共に県教育に対する信頼の回復に向けて全力で取り組んでいく」と話しています。
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