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八高専元学生側、学校対応巡り提訴へ

Web東奥
2019年4月18日(木)

八高専元学生側、学校対応巡り提訴へ

 2017年、八戸工業高等専門学校の当時の男子学生が男性から脅迫を受け、その後自殺未遂をした問題で、元学生の両親が「学校側の対応に問題があった」として、同校を運営する独立行政法人・国立高等専門学校機構(本部東京)を相手に損害賠償を求め青森地裁に提訴する方針を固めたことが17日、分かった。元学生は同年6月に「教師に裏切られた」とする内容の遺書を残して飛び降り自殺を図り、下半身に重い障害を負った。

 5月中にも提訴する。母親は東奥日報紙取材に「息子は男から脅迫被害を受け学校に相談していたが、教師から逆に加害者扱いされて追い詰められた。寮生活を送っていた息子を男から守るよう、学校側が私たち保護者に連絡をしたり、自宅待機をさせていれば息子の飛び降りは防げた」と語った。

 関係者の話を総合すると、脅迫加害者の男性は、元学生が以前交際していた少女の友人の父親。男性は脅迫の罪で3月に青森地裁八戸支部から有罪判決を受け、その後刑が確定している。

 判決などによると、男性は元学生が性犯罪をしたと誤って思い込み、17年5~6月に八戸市内の当時の自宅パソコンから「告発する」との内容のメールを元学生に送るなどし脅迫した。思い込みで学校側に調査を要求し、元学生に一方的な誹謗(ひぼう)中傷を繰り返していたとされる。同年6月下旬、元学生は男性と面会した後に八戸市内で橋から飛び降りた。

 母親によると、元学生は3日間意識不明の状態だったが一命を取り留め、長期の入院生活を経て、現在は自宅で療養している。18年4月に数日間登校したが、同年9月に自主退学した。母親は「脅迫事件が発覚したのは息子を犯罪者扱いする学校への電話だった。学校側は当初から息子の被害を知る立場にあった」と同校の対応に不満を示した。

 元学生の自殺未遂を巡っては、八戸高専側が外部の有識者による調査委員会を3月までに設置する方針を示していたが、先送りされている。同校の担当者は東奥日報紙取材に、今月中に調査委を設置する方針を示した上で「訴訟については事実関係が分からないためコメントできない」と述べた。

2019-04-18、Web東奥
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