使途不明金の調査不十分で校長 県教委 /熊本

2019年2月6日(水)
懲戒処分
使途不明金の調査不十分で校長 県教委 /熊本
熊本県北部の県立高運動部で昨年5月、約140万円の使途不明金が発覚し男性教諭の私的流用が疑われた問題で、県教委は5日、同高がPTAから問題を指摘された後も適切な調査を怠ったとして、校長(60)を減給10分の1(2カ月)の懲戒処分にした。教諭は部員の保護者から詐欺容疑で刑事告訴され県警が捜査している。
県教委によると、校長は2017年10月、PTAから「部の会計に不審な点がある」と相談を受けたが、教諭から簡単な口頭説明を受けただけで帳簿を調べるなど客観的な事実確認を怠った。教諭への聞き取り内容についてもPTA側に伝えていなかった。
その後の県教委の調査で使途不明金が約140万円に上ることが発覚。校長は「初動が非常にまずかった」と話しているという。
一方、昨年10月に刑事告訴された教諭は「私的流用はない」と着服を否定している。
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