授業中の死亡事故で校長ら書類送検

2018年12月21日(金)17時52分
校長や担任の女性教師ら6人を書類送検 福岡・小4児童ゴール下敷き死
福岡県大川市の市立川口小で昨年1月に4年生の男子児童(当時10歳)が体育の授業中に転倒した小型ゴールの下敷きになって死亡した事故で、福岡県警は21日、必要な安全対策や点検を怠ったとして、男性校長(59)や担任の女性教師(31)ら6人を業務上過失致死容疑で福岡地検に書類送検した。
書類送検されたのは他に教頭や用具の安全点検担当の教師ら。いずれも容疑を認めているという。
送検容疑は、運動場のゴール(幅約3メートル、高さ約2メートル、重さ68キロ)をくいで地面に固定するなどの安全対策や点検を怠り、昨年1月13日午前9時40分ごろ、体育の授業でサッカーをしていたキーパー役の男児が転倒したゴールの下敷きになり、出血性ショックで死亡させたとしている。
県警によると、男児はゴール上部のネットにつかまった際にバランスを崩したとみられる。4基あるゴールのうち、事故があったゴールだけがくいで固定されず、くいとゴールを結ぶひもも切れていたが、担任らは確認していなかった。
また、同校ではゴールなど事故につながる危険がある用具について、責任者を置いて月1回安全点検することになっていたが、事故の2カ月前から実施していなかった。校長や教頭は管理責任があったと判断した。
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