サッカー部顧問が体罰

2018年10月27日(土)11時55分
サッカー部員に清掃3カ月 金光大阪顧問に訓戒処分
大阪府高槻市の私立金光大阪高サッカー部顧問の男性教諭(55)が昨年、校則違反などへの懲戒名目で、3カ月半にわたり部員の練習参加を認めず清掃をさせたとして、今年7月に訓告処分を受けたことが27日分かった。津本佳哉副校長は「行き過ぎた指導だった。体罰に当たるかもしれず、教諭に改善を促す」と話している。
同校によると、教諭は昨年3月末、1年だった部員の男子生徒が他部の生徒とけんかしたことを理由に、期間を定めず練習時間中に部室やトイレなどを清掃するよう命じた。4月末、同じ生徒が校則に違反して携帯電話を遠征先で持っていたとして7月下旬まで同様の指示を続けた。清掃は平日で3時間、最長で1日10時間になることもあったという。
今年7月に生徒の保護者からの抗議で学校側が問題を把握した。文部科学省は2013年の通知で、学習課題や清掃活動を課すといった生徒指導上の懲戒を認めているが「肉体的苦痛を伴わないものに限る」などとしている。
教諭は1985年に同校に着任し、サッカー部顧問に就任。同部は以降、全国高校総体に7回、全国選手権にも2回出場している。
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