教諭の停職6カ月処分、取り消し判決 東京地裁

2018年4月25日(水)19時04分
教諭の停職6カ月処分、取り消し判決 担任していた女子高生に845通以上のメール
女子生徒に不適切なメールを送ったとして、停職6カ月の懲戒処分を受けた東京都立高の男性教諭(36)が、処分は重すぎるとして取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は25日、請求を認めて取り消した。
教諭は今回の処分前の平成26年に懲戒免職処分を受けて提訴。勝訴し取り消し判決が確定したことから都が28年5月に改めて処分し、教諭が再び提訴していた。
西村康一郎裁判長は「悪質性からすると厳しい処分は理解できる」と指摘。ただ前回の免職処分が取り消されるまでの間、通常勤務に就けず、不利益を受けたことなどを考慮し「停職6カ月の処分は相当性を欠き、裁量権の乱用に当たる」と述べた。
判決によると教諭は23年4~11月、担任していた女子生徒に「抱かれにおいで」などのメールを845通以上送った。
都教育委員会の中井敬三教育長は「判決は誠に遺憾。内容を確認し、対応を検討していく」とのコメントを出した。

2018年10月24日(水)17時31分
生徒に不適切メール、停職は適法 都立高教諭が逆転敗訴
担任していたクラスの女子生徒に不適切なメールを大量に送ったとして停職6カ月の懲戒処分を受けた東京都立高の30代の男性教諭が、処分は重すぎるとして取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は24日、請求を棄却した。一審判決は処分を取り消し、都側が控訴していた。
判決によると、教諭は2011年4~11月、女子生徒に「抱かれにおいで」などのメールを845通以上送った。今回の処分の前の14年に懲戒免職処分を受けて提訴。教諭の勝訴が確定したため、都は16年に改めて停職処分とし、教諭が今回の訴訟を起こした。
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