北九州市大論文盗用で准教授処分

2017年09月21日(木)16時49分
北九州市大論文盗用で准教授処分
北九州市立大学は、外国語学部の47歳の准教授が韓国で出版した書籍の中に、ほかの研究者の論文などから盗用した部分があったとして、22日から2か月間の停職処分にすると発表しました。
北九州市立大学によりますと、盗用が明らかになったのは、外国語学部国際関係学科のリ・ドンジュン准教授(47)です。
大学によりますと、リ准教授が韓国で出版した書籍について、ほかの研究者の論文などから盗用した部分が34か所あるという外部からの告発のメールが、去年11月、大学に寄せられたということです。
これを受けて大学では調査委員会を設置して調べたところ、指摘のあった34か所のうち11か所について、ほかの研究者の論文を適切に引用していなかったなどとして、盗用に当たると結論づけました。
このため大学はリ准教授を22日から2か月間の停職処分とするとともに、リ准教授が出版社に書籍の出版停止を求めるよう勧告をしました。
大学の調査に対しリ准教授は「書籍は一般書であり、学術書に求められる厳格な引用は必要ない」と話し、盗用には当たらないと主張しているということです。
北九州市立大学は「研究活動における不正行為は研究者として許されるものではなく、深くおわび申し上げるとともに、さらなる不正防止の取り組みの強化に努めてまいります」とコメントしています。
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