横領と窃盗の元校長に退職金返還命令

2017年09月05日(火)
退職金全額返納命じる 三重県教委が行政処分 横領の元小学校長に
三重県教委は4日、退職後に約91万円の横領と窃盗が発覚した元公立小学校長の男性(60)=鈴鹿市=に、退職金の全額返納を命じる行政処分を同日付で決定したと発表した。
県教委によると、男性は平成26年10月から28年2月ごろまで、当時校長を務めていた鈴鹿市立桜島小学校で、PTA会費や学校施設の委託料を複数回にわたって横領した上、教職員による親睦会の会費を盗んだ。同年3月31日に一身上の都合で依願退職し、4月22日に退職金の支給を受けた。
退職後に横領が発覚し、昨年6月に鈴鹿署が業務上横領罪で逮捕。同年7月に津地検が処分保留で釈放した。
県教委は、今年3月の定例会で、男性の行為が懲戒免職処分に相当すると判断。退職金の全額返納を求めることを決めた。
県教委事務局は「横領や窃取というあるまじき行為により、県民の信頼を著しく損なった」と陳謝。その一方で「個人情報に関わる」として、返納させる退職金の金額を明らかにしなかった。
- 関連記事
-
- 55歳高校教諭が女子生徒の体触り懲戒処分 三重
- セクハラで出勤停止の懲戒処分
- 横領と窃盗の元校長に退職金返還命令
- 中学校の教諭が着替え中の女性を盗撮
- 教諭、生徒の首元にのこぎり
スポンサーサイト