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カビが生えたパンを児童に食べさせる教師

2017年6月17日(土) 6時45分 NHK NEWS WEB

教員が児童にカビ生えたパン食べさせる 福島

福島県鏡石町の小学校でおととしから去年にかけて、当時の1年生の担任教員が食べ残されてカビが生えたパンなど古くなった給食を複数の児童に無理やり食べさせていたことがわかりました。学校は不適切な指導だったとして保護者に謝罪し、報告を受けた教育委員会が調査しています。

問題がわかったのは福島県鏡石町の町立第一小学校で、学校や教育委員会によりますと、おととしから去年にかけて、当時1年生の担任だった20代の女性教員が、食べ残されてカビが生えたパンや古くなった牛乳を複数の児童に無理やり食べさせていたということです。

先月、児童の1人が自宅でカビが生えた食べ物を見た際に、かつて学校で経験したことを母親に話し、学校に連絡したことから問題がわかったということです。

聞き取り調査の結果、当時のクラスの児童25人のうち3人が古い給食を食べさせられたと話したほか、別の20人が教員から古い給食を食べるよう言われたり、クラスメートが食べさせられるのを見たりしたと答えたということです。

教員は事実を認め、「行き過ぎた指導をして反省している」と話し、採用期間が終了した13日付けで退職しました。

学校側は今月2日に当時のクラスの保護者に対し、調査結果を説明して不適切な指導だったと謝罪し、報告を受けた教育委員会が詳しい経緯を調査しています。

第一小学校の矢内善久教頭はNHKの取材に対し、「再発防止に努めたい」と話しています。


泣きながら食べさせられた子も

子どもが2~3日前の給食を食べさせられたという父親は「給食を食べられずにいたら、立ったまま授業を受けさせられたそうだ。私の子どもは食べなかったようだが、『カビが生えたパンを泣きながら食べさせられていた同級生もいた』と言っていた」と話していました。

子どもがカビの生えたパンを食べさせられたという母親は「子どもには甲殻類や牛乳にアレルギーがあるのに無理に食べたり飲まされたりしたこともあった。教員は謝罪もなく退職しており、学校がきちんと調査して事実をありのままに認め、子どもたちの心のケアにあたってほしい」と話していました。


小学校が保護者に配布した資料

この問題で、NHKは小学校が今月2日に保護者に配布した調査結果の資料を入手しました。

資料はA4の紙4枚で、それによりますと、調査は、教員が当時担当していた児童25人と保護者、それに教職員37人を対象に行われたということです。

25人の児童のうち、3人は前日より前の古い給食を食べさせられたということです。カビの生えたパンを教室の棚の下から出されて、「食べなさい」と言われたケースや、前日から数日前に残したパンやごはん、それにサラダなどを給食に出されて、食べないと、その日の給食を食べさせてもらえず、しかたなく食べたケース、それに残した牛乳が朝、机の上に置かれていて、「何とかしなさい」と言われて飲んだケースが確認されたと書かれています。

残りの児童のうち、20人が厳しい指導を受けたり、見たりしたということです。具体的には、教員から無理強いをされたものの、食べなかった児童が腕を爪でぎゅっとされたり、おなかをお盆で押されたりしていたということです。

また、「給食を残していいか」と聞いたが、残さず食べるように言われ、食べたケース、残しそうなので取り分けるときに少なくするように言ったら、わざと多くされたケースなどもあったとしています。

一方、教職員は全員がこの問題について、「聞いていない、見ていない、知らない」と回答したとされています。


専門家「食べ物めぐるつらい経験はトラウマに」

臨床心理学が専門の福島大学の渡辺隆教授は古くなった食べ物を食べさせるのは言語道断だとしたうえで、「最近の研究ではクラスに数人は、必ず偏食が強い子どもがいることが明らかになっていて、食べられないものは強制しないことが鉄則だ。食べ物をめぐるつらい経験はトラウマになりやすく、スクールカウンセラーなどが積極的に関わって心のケアを図ることが大切だ」と話しています。
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