教諭2人を懲戒処分

2019年3月7日(木)21時48分
LINEで元教え子にわいせつ動画、職員室で女子中生抱きしめ…男性教諭2人を懲戒処分 静岡
静岡県教育委員会は7日、女子生徒にセクシュアルハラスメントをしたとして県西部の中学校に勤務する60代の男性教諭を停職3カ月の懲戒処分にした。男性教諭は同日付で依願退職した。
県教委によると、男性教諭は昨年10月~今年1月、勤務先の中学校の女子生徒1人に対し、職員室などで2人だけになった際に抱きしめる行為を約10回するなどした。生徒が別の教諭に相談して発覚。男性教諭は「生徒に好意があった。まずいと思ったが、自分が甘くやめられなかった」と話しているという。
また、県教委は7日、今年1月に自宅で下半身を露出して踊るなどした動画を撮影し、かつての教え子に無料通信アプリ「LINE」で送信した県東部の県立高校に勤務する男性教諭(52)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。動画は教諭が勤務する高校で拡散しており、県教委は信頼失墜行為に当たると判断した。教諭は「相手が喜ぶと思って送ってしまった」などと話しているといい、同日付で依願退職した。
いじめ不登校で被害女児と両親が訴訟

2019年3月6日(水)12時30分
「ウソついたら先生とキス」 いじめ被害女児が不登校
奈良市立小学校の女児(11)が不登校になったのは、いじめに対して学校側が不適切な対応をとったためだったなどとして、女児と両親が市に対して330万円の損害賠償を求める訴訟を奈良地裁に起こした。提訴は1月18日付。
訴状によると、女児は小学4年生だった2017年4月以降、主に同級生の女児3人から、転校を迫られたり、体育の帽子を隠されたりするいじめを受けた。両親は同年6月7日、担任の男性教諭(30)にいじめを伝えた。教諭は同日、いじめを受けた女児と、いじめに関与した女児に仲直りの指切りをさせ、「うそついたら先生とキスをする」と言うなどしたという。その後も難癖をつけられるいじめがあり、6月12日から女児は登校できなくなったとされる。
市教委によると、不登校になった直後、校長や教頭ら学内関係者でつくる校内常設の「いじめ対策委員会」で調査を開始。6月中にいじめを認定し、関与した女児や担任教諭らへの指導をしたという。
市教委が教諭に事情を聴くと、「キスをする」と発言したことを認めたという。市教委は「訴訟の内容については係争中のためコメントは差し控えるが、いじめを認知し、同校を指導している」としている。