准教授の論文を改ざんの疑いで調査

2017年11月30日(木)12時08分
論文データ改ざん疑い 大阪大学が調査委員会立ち上げ本格調査へ
大阪大学などの研究チームが発表した熊本地震についての論文にデータ改ざんの疑いが指摘されている問題で、大阪大学は予備調査の結果、改ざんの疑いが払拭できなかったとして、本格調査に乗り出すことがわかりました。
問題の論文は、大阪大学の秦吉弥准教授や京都大学の後藤浩之准教授らが去年の熊本地震について公表したもので、熊本県益城町で観測したとするデータが別の場所で別の研究機関が観測したデータを改ざんしたものではないかと指摘されています。
指摘を受け、大阪大学は関係者から聞き取りするなど予備調査を行ってきましたが、改ざんの疑いが払拭できなかったとして外部の有識者らからなる調査委員会を立ち上げ、本格調査を行うことを決めました。来年4月下旬までには結果を公表し、結果次第では論文の取り下げなども検討しています。
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