中学校で生徒39人の個人情報紛失 広島

2020年11月27日(金)18時34分
中学校で生徒39人の個人情報紛失 広島
府中町の中学校で生徒の個人情報を含んだファイル1冊がなくなっていたことがわかりました。
紛失がわかったのは府中中学校の1クラス生徒39人分の個人情報が書かれた「家庭環境票」です。
用紙はクラスごとにファイルでまとめられ、生徒と保護者の名前や住所などが記載されていたということです。
職員室の書庫で保管していましたが施錠はしておらず、職員が最後に確認したのは今月5日だったということです。
9日に職員がなくなっていることに気づき、20日に盗難として被害届けを提出しました。
学校は保護者説明会を開いて謝罪し、個人情報の管理を見直すとしています。
高校教諭 私的流用で懲戒免職

2020年11月13日(金)21時16分
高校教諭 私的流用で懲戒免職
県立高校の教諭が、顧問を務める部活動に所属する生徒から集めた金などおよそ50万円を私的に流用したとして、広島県教育委員会は、この教諭を13日付けで懲戒免職にしました。
懲戒免職処分を受けたのは、広島県立広高校の竹田圭汰教諭(29)です。
県教育委員会によりますと、竹田教諭は去年10月からことし9月までの間、顧問を務めるサッカー部の生徒から集めた遠征のためのバス代から少なくとも6回、合わせて31万4000円を私的に流用したということです。
またことし7月には、部活動で使うボールなどを購入する費用10万円あまりを、学校と部活動の保護者会に二重に請求し、およそ21万円を私的に使い業者にも購入代金を支払わなかったということです。
業者にバス代が支払われていないことを知った保護者から相談を受けた学校側が、竹田教諭に聞き取ったところ、さらに部員から集めた170万円あまりが不明になっていることが分かりました。
竹田教諭は、金の大半を競艇に使ったと話しているということで、県教育委員会の調査に対し、「使ったときにすぐ戻せばいいと思ったができなかった。生徒や保護者に申し訳ない思いでいっぱいです」と述べたということです。
私的に使ったお金はすべて返済されたということで、県教育委員会は「資質が著しく欠如し、悪質極まりない。生徒をはじめ、保護者や関係者に多大なるご迷惑をおかけしました」と謝罪しました。
丸刈りに体罰…行き過ぎ指導で退学に 元生徒が激白

2020年10月29日(木)18時20分
丸刈りに体罰…行き過ぎ指導で退学に 元生徒が激白
丸刈りを強制されたり体罰を受けたりしたと訴えています。高校の行き過ぎた指導で退学を余儀なくされたとして、17歳の元生徒が損害賠償を求める訴えを起こしました。
原告の元生徒:「授業に行った時に(教師から)『提出物を出せ』って言われて聞いてないから出さなかったですよ。出さなかったら(教師に)隣にある部屋に急に呼ばれて胸を何発か殴られました」
そう話すのは、広島県の呉港高校に通っていた元生徒です。29日、行き過ぎた指導によって退学を余儀なくされたとして高校を運営する学校法人などに損害賠償を求める訴えを起こしました。
訴状によりますと、去年5月、高校1年生だった元生徒がタバコを吸っていたとして丸刈りにすることを強制されました。さらに、約20日間にわたって別室での自習。そして、反省文を大声で読み上げさせられるなどの指導を受けました。反省文の内容が気に入らないと教師は…。
教師:「内容が幼稚園や小学生レベル。もうお前はこの学校にいらん」
去年7月にはノートの提出を忘れたことを理由に教師から胸を4回殴られる体罰を受けました。元生徒側は体罰や裁量の範囲を超えた指導は不法行為だとして、高校を運営する学校法人などに約180万円の損害賠償を求めています。
これに対し、学校側は…。
呉港高校・加賀英雄教頭:「残念ながら体罰という事実はありました。全教員が指導の共有をして二度とないように取り組んでおります」
学校側は「真摯に対応していきたい」としています。