教員免許偽造

2020年12月24日(木)11時16分
女性講師、教員免許を偽造 教員採用試験合格で発覚 大分県教委
大分県教育委員会は23日、大分市内の県立校の臨時講師の女性(25)が、教員免許を偽造して、約1年8カ月にわたり教壇に立っていたと発表した。18日付で講師の採用を無効とし、10月の教員採用試験の合格を取り消した。
県教委は2019年4月に、この講師を採用。しかし、講師は大学の教職課程の単位が不足し、教員免許を取得していなかった。パソコンで免許状を偽造し、自分の名前を書き込んで提出していた。
教員免許の有無は文部科学省のデータベースで確認できるが、講師の採用時には確認を怠っていたという。
講師は10月、県の教員採用試験に合格。データベースで講師の教員免許が確認できず、講師に事情を聴いたところ「いつかばれると思っていたが言い出せなかった」と偽造を認めたという。
この講師に教わった生徒の単位は学校長判断で認めるという。
県教委教育人事課の渡辺登課長は「教員免許制度の根幹を揺るがす事態で遺憾だ。生徒や保護者に申し訳ない」と話した。
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